Cases

 

消化器…胆のう疾患

胆泥症・胆石症

胆のうは、胆汁を産生し貯留する器官です。胆汁には、脂肪を分解し水に溶けやすい状態にする役割を持っています。胆のうに貯えられた胆汁は、元々サラサラの水様性液体ですが、成分が変化するとドロドロの胆泥(胆泥症)や石のように硬い胆石(胆石症)を形成します。軽症の場合は無症状のことがほとんどですが、形成された胆泥や胆石が胆管に詰まったり、胆嚢の重度炎症が起きたりすると重症化し、命に関わる状態に陥ります。

アルピニア経口投与3ヵ月後

胆嚢粘液嚢腫

エコー検査 キウイフルーツ様陰影(放射状) (胆嚢切除手術 適応症例)

アルピニア 経口投与のみ 2年後

胆嚢粘液嚢腫 → 胆泥症

肝不全

肝不全とは、肝臓に重度の障害がおこり、肝機能が停止してしまう病気です。一般的に、肝臓の機能は、20%以上稼働していれば問題ないといわれています。ですが、肝不全になると、肝機能の働きが20%以下になります。つまり、犬や猫の体に入ってしまった毒素を解毒する機能をはじめ、栄養素の貯蔵や代謝、血液の循環機能が全て使えなくなるということ。そのため、肝不全になると命の危険に直結します。

血漿(血液分離したときの液体成分)が黄色く、黄疸が疑われる。

膵炎

膵臓には、炭水化物やタンパク質、脂肪などを分解する消化酵素を分泌する「外分泌」と、インスリンなどのホルモンを分泌する「内分泌」とがあります。その中で、消化酵素を分泌する外分泌に関わる病気が「膵炎」です

泌尿器

膀胱炎

膀胱炎を発症すると、排尿回数が増えたり尿が出にくくなったりすることがあります。原因としては、細菌感染、尿結晶の増加、膀胱結石、腫瘍などが考えられます。

膀胱結石

膀胱結石とは尿中のカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが結晶化し、結石となったもののことを言います。尿路結石になってしまうと、血尿が出たり排尿時に痛みを伴うこともある上、一度治っても再発しやすい傾向があります。また、結石が尿路に詰まって排尿できない状態になると最悪の場合は命を落とす可能性もあります。

腎不全

腎臓は血液中の老廃物をろ過する役割をしています。なんらかの原因で、腎臓がこの機能をしなくなった状態を腎不全といいます。急性と慢性とに区別されます。高齢の猫によくみられ、10歳以上の猫の約3040%がかかり、5歳以上の猫の死因第1位と報告されています。食欲不振や嘔吐などの明らかな尿毒症症状が現れる頃には、腎組織の約70%が障害されています。

内分泌

甲状腺機能低下症

甲状腺は、甲状軟骨(ヒトでは、のどぼとけといわれます。)のすぐ下にある、甲状腺ホルモンを分泌する内分泌器官で、甲状腺の働きが異常に活発になりホルモンの分泌が過剰になるのが亢進症。機能が弱まり欠乏する場合が低下症。発症原因はよくわかっていないが、低下症の発症率のほうが高いと言われています。

16.7月 T4 0.5↓ FT4 0.65

甲状腺薬投薬4カ月後 T4 2.2 FT4 1.02正常値

副腎皮質機能亢進症

「クッシング症候群」と呼ばれることもあります。副腎は、左右の腎臓の近くにある、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)を分泌する内分泌器官です。このコルチゾールは、糖代謝や脂質代謝、タンパク質代謝、体の免疫系やストレスに対する作用などさまざまな働きを担っています。副腎皮質機能亢進症は、この副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されることにより、さまざまな症状が引き起こされた状態をいいます。

投薬治療開始から7ヵ月後

治療開始から17カ月

投薬治療開始から3ヵ月後

脊椎症(椎間板ヘルニア)

背骨(脊椎)は椎骨と椎骨の間にあるクッションのような働きをする椎間板と呼ばれるものでつながっています。椎間板ヘルニアとはこの[椎間板]が老化して変形し、外に突き出たり、椎間板内のゼリー状の[髄核]が押し出されたりする状態をいいます。背骨の上には、神経細胞(脊髄)が詰まった脊椎管があり、椎間板ヘルニアになるとその脊髄管内の脊髄や神経を圧迫して、神経麻痺を起こします。

レーザー治療

3週間後